ペシ岬展望台 利尻島 北海道

ペシ岬から見る360度の大絶景は、利尻島に行ったならば是非とも登ってほしい展望台になります。鴛泊港の青い海と利尻富士が特に綺麗です。
ペシ岬展望台 利尻島 北海道

ペシ岬

北海道利尻富士町の鴛泊港の北側に位置する標高93メートルの岩山の岬である。岬の先端近くの最高部には一等三角点と展望台「ペシ岬展望台」が設けられており、そこから日本海と礼文島、鴛泊港、利尻山、北海道本島を望むことができる。
展望台から岬の先端側に下ったところに白亜の鴛泊灯台が設けられてることから、地元では「灯台山」の通称がある。
岬の遊歩道は2コース設けられており、頂上に上るコースの途中には会津藩士の墓碑が立つ鴛泊ペシ岬広場がある。

※アイヌ語で「大きな崖」という意味のペシ岬

頂上までは20分ほどで登ることができ、標高93mの頂上からは、利尻山や鴛泊の町並み、利尻島の周りを囲む真っ青な海のほか、稚内や礼文島を望む、360度の大パノラマを楽しむことができるそうです。

※ 利尻富士は俗名であり正式名は利尻山と言います。日本百名山に登録されています。

位置

〒097-0101 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊

利尻島へのフェリーは、北海道稚内港からハートランドフェリーがある。

ペシ岬マップ

ペシ岬展望台からの風景

利尻山(りしりざん)は、北海道の利尻島に位置する独立峰で標高1,721m。利尻町、利尻富士町の2町にまたがる成層火山で、利尻礼文サロベツ国立公園内の山域は特別区域に指定され、深田久弥による日本百名山に選定されている。
国土地理院では利尻山(りしりざん)という名称がつけられているほか、「利尻岳」、「利尻富士」、「利尻火山」とも呼ばれる。
約20万年前から活動を行い、約4万年前頃に現在の形に近い物となった。南山麓で8千~2千年前以前に起きた噴火でマールやスコリア丘を形成して以降、活動を休止し火山活動を示す兆候は無い。活動を休止してからの期間が長いため、山頂部を中心に侵食が著しく進み、火口などの顕著な火山地形は失われている。従って、火山の内部構造を観察できる。

実は、ペシ岬展望台に登るには、少し急な坂を徒歩で登るのだ。
でも、少し努力したご褒美に、この素敵な風景がプレゼントされるのだ。

鴛泊灯台は、利尻礼文両島初の灯台として明治25年12月15日に点 灯されました。当時は、切石を積み上げ白く塗装された円形の石造り (高さ約6m)で、道内初の石造灯台としては後にも先にも唯一であった ことが知られています
灯台(とうだい)山とよばれるペシ岬に位置。塔高9.4メートル、海面から灯火の高さ76メートル。

ペシ岬展望台のルート

この絶景を見るには、専用の駐車場がないので、少し離れたところから歩く必要があります。
また、少し高台になっているので、急な坂を登らなければなりません。

ペシ岬の全景

鴛泊港からペシ岬を眺めると、一番高い部分がペシ岬展望台、右の少し低いところが鴛泊灯台になります。

ちなみに、標高93mです。

ペシ岬は溶岩ドームからできている。

ペシ岬
鴛泊港から見るペシ岬の全景

ペシ岬展望台入り口

ペシ岬の形を見ると左側の低いところが入り口になっていました。

ペシ岬
ちょっとわかりづらいので、展望台の入り口の案内看板はありました。

低いところの展望スペース

遊歩道は、狭くて少し上りづらいかもしれません。

ペシ岬
少し低いところの展望スペース

このスペースにはタイムカプセルが埋められているようです。

ペシ岬
低い展望スペースからの利尻富士

会津藩士の墓のある展望台

少し広いスペースの展望台です。

会津藩士の墓
会津藩士の墓もペシ岬展望台の看板があった。

相変わらず綺麗な利尻富士です。
利尻富士の写真を一体何枚撮影しただろうか?恐ろしくなる。

利尻富士
利尻富士

後ろを振り返ってみると、結構、高いところまで来ました。
ここまでくると、気温は10度くらいだったが、少し汗ばんできました。

ペシ岬
ペシ岬の歩道

鴛泊灯台のあるスペース

灯台の周りは草ボウボウで、この周辺はあまり整備されていない様子。
その割に、ベンチ等があった。

恋する灯台
オッサンにはあまり関係のない、恋する灯台、ベンチと記念撮影用のカメラを置く台があった。

ここを上りきれば頂上の展望台です。

ペシ岬の遊歩道
ペシ岬の遊歩道は頂上に続く

頂上は、比較的小さなスペースでしたが、大きな岩がゴロゴロしていました。
眺めは利尻島の中で最高ででした。

ペシ岬の地質

ペシ岬の地質

地質Naviからペシ岬の地質は、

火成岩
形成時代: 新生代 第四紀 後期更新世
岩石: デイサイト・流紋岩 溶岩・火砕岩 

ペシ岬は、利尻山が噴火した時にできた岬です、というか、この利尻島自体が利尻山の噴火によるものである。

デイサイト・流紋岩
デイサイトと流紋岩は、ケイ酸の含有量が多い、粘性が高いので、溶岩流はゆっくり移動やドーム状の地形を形成することがある。

溶岩: マグマが地表に噴出して冷え固まった岩石です。
火砕岩: 火山が噴出した際に空中に放出された火山灰や軽石などが堆積して固まった岩石です。

新生代第四紀後期更新世は、今からおよそ11万5千年前から1万1千700年前までの期間を指します。

周辺情報

近くの展望台

夕日ヶ丘展望台

海も山も360度見渡せる夕日絶景スポット!駐車場から展望台まで5分ほど坂道を登り、頂上に着いて目に飛び込むのは、切り立つ断崖絶壁と、大海原の絶景!

キャンプ場

利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」

有料だが、低料金
サイトは綺麗に整備されていた。
歩いて行けるお風呂(利尻富士町温泉保養施設 利尻富士温泉)とバイクで数分のところのセイコマートで買い物もできる。

Post Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

トド島展望台 礼文島 北海道

トド島展望台は、礼文島の北北東にある出っ張りの中腹にある小高い丘にあるスペースです。ただ、絶景です!

神威岬

神威岬 北海道積丹

神威岬(かむいみさき)は、無料駐車場から遊歩道が整備されていて、鮮やかな積丹ブルーの海と絶壁が織りなす絶景を楽しめます。

澄海岬(すかいみさき)

澄海岬 礼文島 北海道

澄海岬(すかいみさき)は、礼文島の西北にあり海がきれいに見える場所としても有名、弧を描く湾や柱状節理等が見られる断崖も見どころです

美幌峠

美幌峠展望台 北海道

美幌峠(びぼろとうげ)は、国道243号の弟子屈町と美幌町の間にある。標高525mに位置する美幌峠展望台から屈斜路湖を一望できる。

利尻富士

利尻島の旅 北海道

島名の語源はアイヌ語のリ・シㇼ(高い・島)である。利尻山は利尻富士と言われとてもカッコイイ、すてきな山です。

桃岩

桃岩 球状節理 礼文島 北海道

礼文島の南側にある桃岩と呼ばれる大きな桃の形をした岩、球状節理と言われる珍しい板状節理が見える。

ペシ岬展望台 利尻島 北海道

岬めぐり

足摺岬

足摺岬 高知県

足摺半島南東端に位置する南向きの岬で、白皇山(標高433メートル)を中心とする花崗岩台地が隆起と沈降を繰り返し形成された地形。

波戸岬

波戸岬 佐賀県 東松浦半島

日本本土最北西端にある波戸岬(はどみさき)には、玄海海中展望塔、波戸岬灯台、波戸岬神社など沢山の見所がある散策コースです。

釣掛埼灯台

釣掛埼 鹿児島県 甑島

海上より146mの火成岩の断崖上に立つ釣掛埼灯台は甑島の最南端にある灯台です。東シナ海のブルーと灯台の白のコントラストが美しい。

平瀬崎 下甑島

平瀬崎 鹿児島県 甑島

下甑島の平瀬崎は、ウミネコの栄巣地です。恐竜時代の地層からなる断崖の周りを海猫が飛び回っている。

北見神威岬灯台 北海道

北見神威岬 北海道

北海道のオホーツク海に面する北見神威岬は、日高山脈をつくった造山運動の北端と言われます。玄武岩 白亜紀付加体の神々しい岩が魅力です。

澄海岬(すかいみさき)

澄海岬 礼文島 北海道

澄海岬(すかいみさき)は、礼文島の西北にあり海がきれいに見える場所としても有名、弧を描く湾や柱状節理等が見られる断崖も見どころです

最新投稿

トド島展望台 礼文島 北海道

トド島展望台は、礼文島の北北東にある出っ張りの中腹にある小高い丘にあるスペースです。ただ、絶景です!

桃台猫台展望台

桃台猫台展望台 礼文島 北海道

猫と桃が同時に見られる展望台?は、礼文島の西岸にある。どちらも自然の岩だが、それより圧倒される海岸線の景色が良い。

桃岩展望台からみる利尻富士

桃岩展望台 礼文島 北海道

桃岩展望台は、歩道脇の草花や野鳥をみながら桃岩まで行く、視界が広く眺めが良い。晴れていれば利尻富士の勇姿が素敵です。

足摺岬

足摺岬 高知県

足摺半島南東端に位置する南向きの岬で、白皇山(標高433メートル)を中心とする花崗岩台地が隆起と沈降を繰り返し形成された地形。

松山城 愛媛県松山市

松山城 愛媛県松山市

伊予松山城は、現存12天守の一つ、連立式天守群の小天守以下5棟をはじめとする22棟(塀を含む)が木造で復元されている。2017