カトリック中ノ浦教会について
カトリック中ノ浦教会は、長崎県新上五島町に位置するカトリック教会です。波静かな中ノ浦湾の入り江に面して建てられており、水面に映る姿が美しいことから「水鏡の教会」とも呼ばれています。
位置
〒853-2303 長崎県南松浦郡新上五島町宿ノ浦郷999

カトリック中ノ浦教会
カトリック中ノ浦教会の外観
歴史と特徴
- 1925年(大正14年)に建立された木造教会です。
- 設計施工は、長崎の教会建築に大きな功績を残した鉄川与助氏によるものとされ、彼の初期の木造教会との類似点が指摘されています。
- 現在の建物は、1966年(昭和41年)に鐘楼が増築されるなど改修が加えられています。
- 内部は、白壁に五島特産の椿の花をモチーフにした装飾が施されているのが特徴的で、ピンク色の折り上げ天井と相まって、明るく華やかな雰囲気を醸し出しています。
- かつてこの地に移り住んだ潜伏キリシタンの子孫たちが、禁教が解かれた後に信仰を守り伝えてきた歴史があります。明治初期のキリシタン迫害の際には、この地の信徒も捕らえられ拷問を受けたと伝えられています。
水鏡の教会
若松島大橋を中通島に入り国道384号を北上して、この教会に出会うことができた。
小さな入江にあるカトリック中ノ浦教会ですが、写真は海には水がないところが惜しい。