カトリック大曽教会 長崎県 上五島 中通島

大曽教会 (オオソキョウカイ)は、外海地方の出津・黒崎・池島などから移住してきたキリシタンの子孫の教会。

カトリック大曽教会について

建物 レンガ造平屋251㎡
竣工 1916年
設計・施工 鉄川与助

外海地方の出津・黒崎・池島などから移住してきたキリシタンの子孫が住むという。1916年、鉄川与助の設計施工で現教会が建てられた。旧教会は若松島の土井ノ浦に移築されている。現在の教会は、レンガ造りの重層屋根構造、内部は3廊式でリブヴォールト天井をもち、外壁にはレンガの凹凸や色の違いを用いた装飾が行われている。

位置

〒857-4404 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷2151−2

中通島地図

カトリック大曽教会

カトリック大曽教会の外観

中通島の西側に位置するカトリック大曽教会は、対岸からよく見えるところに建っている。

近くで見ると、煉瓦造りですが、とても凝ったデザインです。

他の教会では、鐘楼が建物の外の塔にあるものが多いが、この教会は、教会の建物の内部に鐘楼あるようだ。

カトリック土井ノ浦教会

カトリック大曽教会の旧教会は若松島の土井ノ浦に移築されてたと記されていた。ということは、この建物が大曽教会であったようだ。

カトリック土井ノ浦教会
カトリック土井ノ浦教会(若松島)

周辺情報

近くの観光

赤ダキ断崖

かつてここが大規模な火山の噴出口であったことを、今に残す赤ダキ断崖。

カトリック冷水教会(ヒヤミズキョウカイ)

冷水では五島崩れで迫害を受けた信徒は、逃れて戻ることはなかったらしい。今の冷水のほとんどの信徒は、迫害後、近辺や平戸や下五島などから移住してきた人々であるという。1907年にようやく、現在の木造教会が建つ。近くの丸尾郷出身の鉄川与助が棟梁となって初めて手掛けた教会である。

矢堅目公園 展望所

かつてここに侵入してくる敵に対し「矢」を「堅めた」ことからついた地名だそうです。

※ 矢堅目公園(やがためこうえん)

矢堅目公園 展望所
矢堅目公園 展望所

五島の記事

旧鯛ノ浦教会

旧鯛ノ浦教会 長崎県上五島 中通島

旧鯛ノ浦教会は、原爆で崩壊した旧浦上天主堂の煉瓦で作られた鐘塔がある。現在は、資料室及び教会学校の教室として使用されている。