桃岩 球状節理 礼文島 北海道

礼文島の南側にある桃岩と呼ばれる大きな桃の形をした岩、球状節理と言われる珍しい板状節理が見える。
桃岩 球状節理 礼文島 北海道

桃岩について

桃岩展望台から眺めると丘のように見える桃岩だが、西側から見ると、桃というかオッパイのように見えます。

高さは250m、幅300m

桃岩は海底でマグマがドーム状に膨れ上がったもの

地中で丸い形状で冷え固まったデイサイト質マグマ(粘性の高い)が何らかの地殻変動で地上に露出したのではないかと考えられます。実際には、海底の地下で生成されたとされているようです。(マグマドーム)

球状節理は流紋岩の板状節理

球状節理という変わった節理は「たまねぎの皮」と呼ばれていて、ドーム内部の流理構造(マグマの流れでできた縞模様)に沿って流紋岩が板状節理となったみたいだ。
玉ねぎの皮のような節理になったのは、球の外周から少しずつ冷却されたからだろう。

位置

礼文島へは北海道の稚内からフェリーで渡れます。

桃岩は、礼文島の香深フェリーターミナルのちょうど西側の海岸近くにあります。

〒097-1201 北海道礼文郡礼文町香深村

礼文島地図

桃岩の球状節理

桃岩展望台から

桃岩展望台は、桃岩を観察するよりも、歩道脇の草花や野鳥を観察する方が良いかもしれない。
また、展望台では、利尻富士が見えたり、香深港方面がひらけているので、見晴らしは良い。

桃岩展望台からみる利尻富士

桃岩展望台 礼文島 北海道

桃岩展望台は、歩道脇の草花や野鳥をみながら桃岩まで行く、視界が広く眺めが良い。晴れていれば利尻富士の勇姿が素敵です。

桃台猫台展望台 道道765号

フェリー乗り場のある香深から、新桃岩トンネルを抜けて元地海岸に出て、左折して進むと桃台猫台展望台がある。
ちょうど桃岩の西側から眺めることになるので午後に行ったほうが良く見える。
西側からみると桃岩のほとんどが露出しているので、岩石の観察に向いている。
桃岩をよく観察すると、中央に柱状節理、その周りには球状節理とよばれる玉ねぎの皮のような板状風化が見られた。

桃岩の板状風化

桃岩の地質

桃岩の部分を地質図で表示してみました。

桃岩の地質図
桃岩の地質図

地質図で濃いめのオレンジ色の桃岩の地質は、

火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: デイサイト・流紋岩 貫入岩

地質図で濃いめの黄土色は、

火成岩
形成時代: 新生代 新第三紀 中新世 後期ランギアン期〜トートニアン期
岩石: 安山岩・玄武岩質安山岩 溶岩・火砕岩

のようです。
桃岩は、地中の粘度の高いマグマ流紋岩が桃状の形に地下で貫入し、地殻変動で地上に姿を現し、風化して板状節理になったと考えると辻褄は合うと思う。
板状節理は、流理構造(粘り気の大きい溶岩ー流紋岩が流れる際に形成される縞状構造)とほぼ平行にできるとされています。

ランギアン期〜トートニアン期は、約1597万年〜1163万年前

デイサイトと流紋岩は、二酸化ケイ素を多く含み粘性が高いのでドームを形成されやすい。貫入岩は、地下深くでゆっくりと冷え固まった岩石です。

周辺情報

近くの観光スポット

映画「北のカナリアたち」のメインの撮影場所だったオープンセットがそのまま保存された絶景のスポットです。

地蔵岩

メノウ浜の先にある地蔵岩。
場所は西海岸へ出る新桃岩トンネル約1500mを抜けてしばらく行く。
海食崖によってできた真っ二つに割れた大きな岩だ。
危険なので近づくことを禁止する看板があった。

地蔵岩は礼文島の白亜紀で最も古い礼文層群地蔵岩層の分布域で,地蔵岩は灰緑色凝灰質砂岩と紫灰色珪質頁岩が互層する硬質な堆積岩で形成されている。
地蔵岩は直立した層理面に沿って浸食が進み背後の尾根から分離した状態となっている.この地蔵岩層にはハイアロクラスタイトや砕屑性の石灰岩層が挟在している。

キャンプ場

緑が丘公園キャンプ場

〒097-1201 北海道礼文郡礼文町香深村カフカイ1140

有料ですが、ごみ捨て場コインランドリー完備。
湿度が高いので、デッキの上にテントを設営するタイプです。
乗り入れ禁止、少し遠いが銭湯「うすゆきの湯」、買い物セイコマートがあります。

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